筑波大学附属視覚特別支援学校のWEB

平成28年度理療教育研究セミナー(第13回視覚障害教育研究協議会)開催のお知らせ


 このページでは来る10月21日(金)に開催される平成28年度理療教育研究セミナーの日程及び内容について紹介しています。


【期日】

 平成28年10月21日(金) 9:00~16:00

【場所】

 筑波大学附属視覚特別支援学校(筑波大学附属盲学校)
 ※ 本校への来校方法につきましては、交通案内をご参照ください。

【研究テーマ】

臨床実習における効果的な患者とのコミュニケーションの実践
~もてなしの心が育む施術者の言葉遣い~

【テーマ設定の理由】

 本校では、臨床実習の場で患者の病状を適切に聞き出し、患者との円滑なコミュニケーション能力を高めるために、2年生の後期に毎週2時間、「医療面接」という科目を設けています。その内容は、臨床医学総論の科目の医療面接に価する単元を補い、実践・応用を深めるものとして位置づけており、医学的見地に基づく面接はもちろん、言葉遣いや患者に接する態度を養うことを目的としています。
 私たちの臨床は、数十分から1時間余りという長時間に渡って一人の患者と向き合って施術を行う特徴を有しています。施術開始から終了に至るまで、会話のやりとりの連続であり、その会話の一言一言は施術者の人柄を表現することにもなります。また、施術者と患者との人間関係の構築や治療効果を左右する要素ともなり、生徒にとっては卒業後の営業成果にも影響を与えるものとなります。従って、学校の臨床実習において患者と接するコミュニケーション力を高めておくことは極めて重要であり、施術における要と言っても過言ではありません。一方、これらを教授する私たち教員が、プロの施術者・社会人として、患者とのコミュニケーション力・敬語の使い方・共感的態度の表し方等、十分に専門的な力を有しているのか改めて検証することも重要だと考えます。
 昨年、江上先生の講演会が学内で行われました。航空機内でのお客様との対応やエピソードを「おもてなしの心に基づく言葉のやりとりの重要性」という観点でユーモアを交えてお話され、言葉遣いが航空機内における危機管理にもつながることを述べられていました。そして「私たちが航空機に搭乗して降りるまでの客室内での乗務員とお客様との対応は、私たち施術者が施術室で患者と対応することと類似している」と感じました。客室乗務員は乗客に対し大変細かく丁寧な言葉遣いや行動・配慮をしているとともに、万が一の時には厳しい危機管理も求められています。この意味で、私たちの施術中における言葉遣い、患者に対する施術上の様々な配慮、危機管理に至るまで、キャビンアテンダントの経験者から学ぶことは随所に存在するように思えます。また、言葉の使い方の訓練が厳しくなされていることから実践に役立つ多くの糸口が見いだせると考えます。
 本セミナーでは、江上先生をお招きし、先生のキャビンアテンダントとしてのご講演を軸に、私たちの施術における患者に対する「グローバルマナー・おもてなしの心」を養うとともに、医療面接の研究授業を行おうと考えております。ご参加の先生方には、江上先生のご講演を参考にしていただき、臨床実習における言葉によるコミュニケーションのあり方について生徒指導の一助にしていただければ幸いです。

【講師】

筑波大学大学院客員教授  江上 いずみ 先生

●講師紹介

 江上いずみ先生は、1984年に日本航空に入社され、1987年10月 皇太子殿下・美智子妃殿下特別便(ボストン・ワシントン・ニューヨーク)乗務員に選出され、10日間に渡り同行されました。同社に30年勤務され、後半11年余りはチーフパーサーとしてご活躍されました。社内では、客室責任者として「お客様1人1人に細かい配慮と心遣いを」という「おもてなしの心」をポリシーに掲げて後進の指導育成・新人教育にあたられたほか、機内アナウンスの模範となる指導者に選出された際には、モデルテープを作成して全客室乗務員に配布されたり、社内にPA(Public Announcement)クリニックを設立して機内アナウンスの指導にも当たられました。また、機内サービスに対しての乗客からの様々な褒詞により、度々社内表彰をされています。
 日本航空ご退職後は、筑波大学大学院の客員教授として「グローバル・マナー概論」などの講義をなさっておられるほか、多くの大学や官公庁、企業、医療機関、介護施設などで「グローバルマナーとおもてなしの心」などの講演、全国の小中高等学校では「おもてなしの心」をテーマに講演されており、その講演回数は年間200回に上り、「おもてなし学」の構築に取り組んでいらっしゃいます。
 日本おもてなし学会会員、日本オリンピックアカデミー(JOA)
 著書:「JAL接客の達人が教える幸せマナーとおもてなしの基本」2015年11月発行(海竜社)
 参考URL: http://www.globalmanner.jp

【日程】

◇10月21日(金)
  9:00~ 9:20 受付
  9:30~11:20 研究授業
 11:30~11:40 開会
            校長挨拶、参加者自己紹介、諸連絡
 11:40~12:20 研究授業についての討議
 12:20~13:20 昼食
 13:20~13:40 研究授業講評
 13:40~14:40 講演「おもてなしの心」(仮)
 14:40~14:50 休憩
 14:50~15:50 研究協議「臨床実習における効果的な患者とのコミュニケーションの実践」
 15:50~16:00 閉会・アンケート記入

【参加費】

3,000円(昼食代1,000円、当日資料代、資料集代を含む)
当日、受付にてお支払い下さい。

【申し込み方法】

各学校・施設宛てにお送りした申し込み用紙に必要事項をご記入の上、10月11日までに郵送若しくはFAXにて、お申し込み下さい。

【申込先・問い合わせ先】

筑波大学附属視覚特別支援学校(筑波大学附属盲学校)
 理療教育研究セミナー担当  村田 愛

 〒112-0015 東京都文京区目白台3-27-6
 TEL・FAX 03-3943-5424(専攻科職員室直通)

【その他】

  • 当日、参加された先生には、平成29年2月開催の「第13回視覚障害教育研究協議会」の資料集もお送りいたします。
  • 当日、参加された先生は、2月の研究協議会参加費が1,000円(昼食代のみ)となります。
  • 当日、本校の記録として撮影等を行っておりますが、参加の皆様による写真及びビデオ撮影等につきましては、お断りいたします。ご協力をお願いいたします。

【交通案内】

◆JR池袋駅・市ヶ谷駅・飯田橋駅・有楽町駅より
 地下鉄有楽町線「護国寺」駅下車、4番出口より徒歩7分。
◆JR目白駅より
 都バス・新宿西口行き「目白台3丁目」下車徒歩7分
◆JR池袋駅より
 都バス・東京ドーム行き「護国寺前」下車徒歩7分

 なお本校への来校方法については、案内地図をご参照ください。

ページの最初へ

2016/09/07