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令和2年度理療教育研究セミナー(第17回視覚障害教育研究協議会)開催のお知らせ


このページでは来る10月17日(土)に開催される令和2年度理療教育研究セミナーの日程及び内容について紹介しています。 


【期日】

 令和2年10月17日(土)13:00~16:00 

【開催方法】

 Zoomミーティングによるオンライン開催

【研究テーマ】

 「理療科卒業生の目指す就労先で求められるスキル」

【講師】

 岡野治療院 院長 岡野 五恵 氏
 博報堂DYアイ・オー ヘルスキーピング課  松﨑 勇樹 氏
 (有)カナオ 足立カナオ治療院 マッサージ師 稲川 千恵子 氏


●テーマ設定の理由

 理療業は江戸時代以降、視覚障害者の適職として継承・発展してきた職業で、実際ハローワークにおける視覚障害者の職業紹介状況をみても、視覚障害者全体の4割強、重度視覚障害者に絞ると6割弱が従事しており、現在も最も重要な職業であると言える。しかし、視覚特別支援学校の理療関係学科の在籍生徒数は、2006年の1541人から2019年の725人へと半数以下に大きく減少している。この間理療科では生徒募集活動として、医療・労働・福祉機関への啓発と連携、学校公開などを行ってきたが、2012年以降の生徒数は毎年平均80人ずつのペースで急減しており、有効な対策を見いだせないでいる。この状況を打開するためには、まず身近なところからその要因を分析して対策を検討していく必要がある。
 視覚特別支援学校高等部普通科の状況に着目してみると、単一障害生徒の数は2012年が438人、2019年が363人でその平均減少幅は11人弱と比較的小さく、在籍生徒の中には理療関係学科への進学志望者も含まれている。また、普通科において職業としての理療がどのような形で紹介されているのかについての報告は見当たらない。キャリア教育の観点から、理療を将来の職業の1つとして捉えておくことは必要なことであるため、普通科生徒への理療に関する情報提供の実態について調査することは意義があると言える。
 一方、理療関係学科では、近年教員志望者の減少、施術者としての就労先の変化といった新たな状況がみられる。これらに対応するためには、生徒の就労希望職種とその理由を明らかにして生徒の希望に即した進路の実現に生かしていく必要がある。また、希望する進路の実現は理療関係学科への進学の意向に影響を与えることから、生徒数増加にもつながる可能性がある。
 これらの状況を踏まえて、筑波大学附属視覚特別支援学校鍼灸手技療法科では、2019年度に、理療科または保健理療科を設置する全国の特別支援学校高等部生徒を対象に、理療関係職種への就労に関する意識調査を実施した。その結果、理療関係学科に在籍する生徒の施術者としての就労希望職種は、治療院が最も多く、次いでヘルスキーパー、高齢者施設の順であった。我々教員は授業を行うにあたり、生徒が希望する職種についてより一層現状を把握し、必要な知識やスキルを日々の授業で生徒に伝える必要がある。しかし、これら代表的な3つの職種の現場で活躍する視覚障害者から同時に話を聴ける機会は少ない。  そこで本セミナーでは、普通科生徒、理療科・保健理療科生徒を対象に実施した理療関係職種への就労に関する意識調査についての報告を行うとともに、治療院、ヘルスキーパー、高齢者施設のそれぞれの現場で働く本校卒業生から理療関係職種の現場で求められるスキルについて発表していただき、参加者の皆様とこれからのあはき師に求められる知識とスキルについて考えていく機会としたい。  なお、今年度は、新型コロナウイルス感染症への対応として、はじめて本セミナーをオンラインで開催する。合わせて3名の発表者からは、それぞれの職場における新型コロナ禍への対応と今後の備えについても語っていただき、参加者の皆様との情報共有をはかりたいと考えている。

【日程】

 12:00~12:50 受付
 13:00~13:15 開会 校長挨拶、参加者紹介、諸連絡
 13:15~13:45 調査研究報告
        「視覚特別支援学校生徒の理療関係職種への就労に関する意識調査」
          筑波大学附属視覚特別支援学校 教諭 工藤 滋
 13:45~14:30 トークセッション1
        「理療関係職種の現場で求められるスキル」
          岡野治療院 院長 岡野 五恵 氏
          博報堂DYアイ・オー ヘルスキーピング課  松﨑 勇樹 氏
          (有)カナオ 足立カナオ治療院 マッサージ師 稲川 千恵子 氏
 14:30~14:45 休憩

 14:45~15:15 トークセッション2
        「理療関係職種の新型コロナ禍における対応と今後の備え」
          岡野治療院 院長 岡野 五恵 氏
          博報堂DYアイ・オー ヘルスキーピング課 松﨑 勇樹 氏
          (有)カナオ 足立カナオ治療院 マッサージ師 稲川 千恵子 氏
 15:15~15:55 研究協議
        「これからのあはき師に求められる知識とスキル」
 15:55~16:00 閉会

【参加費】

 2,000円(セミナー資料代、視覚障害教育研究協議会資料集代を含む)
 同封の振り込み用紙に必要事項をご記入の上、お振り込み下さい。その際、振り込み用紙の「通信欄」に、ご参加される方々全員のお名前を明記して下さい。 
 なお、お支払いいただきました参加費につきましては、準備の都合上お返しすることができません。あらかじめご了承ください。
 振込先  ゆうちょ銀行
 口座番号 00170-7-259538
 加入者名 筑波大学附属盲学校研究・研修部

【申し込み方法】

 下記の5項目を10月2日までにEメールにて、お申し込み下さい。
 また、同日までに参加費をお振り込みください。
 (1)お名前(ふりがな):
 (2)ご所属:
 (3)ご連絡先電話番号:
 (4)ご連絡先メールアドレス:
 (5)使用文字(点字または墨字):

※お申し込みされた方には必ずメールにてご返信いたします。
お申し込み後、2日を経過しても返信がない場合には、お手数ですがお電話にてご連絡ください。

【申込先・問い合わせ先】

 筑波大学附属視覚特別支援学校
 理療教育研究セミナー担当  工藤 滋

 〒112-0015 東京都文京区目白台3-27-6
 TEL・FAX 03-3943-5424(専攻科職員室直通)
 Eメール:s-kudo@nsfb.tsukuba.ac.jp

【その他】

  • セミナー資料のデータは、当日までにお申し込み時にお知らせいただいたメールアドレス宛てにお送りいたします。
  • 当日、参加された先生は、令和3年2月開催の「第17回視覚障害教育研究協議会」の参加費が無料となります。また、研究協議会へのご参加の有無に関わらず、「実施要項」ならびに「資料集」は、2月の研究協議会終了後にお送りいたします。
  • 当日、本校の記録として録画等を行っておりますが、参加の皆様による録音、録画、写真撮影(スクリーンショット等を含む)等につきましては、お断りいたします。ご協力をお願いいたします。

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2020/09/09